今日は、情報発信についての私見や思いを書いてみたいと思います。
ネットではじめて情報発信をしたのは1997年、当時ハマっていた「ぶどう狩り」をテーマにした個人ホームページの開設でした。
最初は、HTMLタグを手入力してWEBサイトを作り、サーバー上にプログラムを組んで、アンケートフォームや掲示板を設置していました。
便利なツールが現れるたび、それを取り入れてホームページを進化させながら、約12年、運営を続けました。
1消費者、1ぶどう狩りファンでありながら、異様にマニアックな情報を発信していたことが、ぶどう農家の方にウケて(笑)、いろいろな農家の方と知り合うことができました。
知り合った農家の方たちから、さらに楽しいお話を聞かせていただき、それを発信することで、さらにご縁が広がりました。
ご縁だけでなく、我が家の食生活が本当に豊かに満たされました。
情報発信で、人生が幸せに満たされたと実感した、最初の体験です。
その後、しばしのブランクを経て、2011年に心のコソ練をテーマにしたブログを開設、2015年にはメルマガ、2020年からは音声配信をはじめました。
今一緒にコソ練を楽しんでいるみなさんは、ほとんどが、ブログやメルマガを見てくださった方たちです。
改めてふり返ってみると、情報発信によって、本当に幸せな出会いに恵まれたなあ…と実感します。
それにしても。
我ながら粘り強く発信を続けているな、と思います。
文章を書くのが苦ではない、という好みの問題もあるのですが、淡々と発信を続ける根幹には、「集合知を築く」という意図があるからです。
自分が今体験していることって、他の誰かには体験できないことです。
自分が当たり前に知っていることが、他の誰かにとっては、お金を払ってでも知りたいことかもしれない。
そう考えると、自分の体験をただ伝えるだけで、誰かの役に立つ可能性がある、とわかります。
私がこんなふうに考えはじめた原点は、前職のSE時代の経験にあります。
システム開発の現場って、それぞれが持つ知恵と技術を結集させることで進んでいくんです。
誰かの何気ない気づきをきっかけに、深刻なトラブルを未然に防げたこともあるし、できないと思っていたことが実現できたこともあります。
まるで奇跡のような場面を何度も何度も体験しているうちに、「集合知」ってホントにすごい、と思うようになりました。
どこでいつ、どんな言葉が、どう役に立つか、わからない。
だからこそ、知っていることを、ひとまず伝えてみるだけで良いのだと思います。
なんら、特別なことではない。
インターネットの黎明期から使っていましたので、ちょっと調べればたいていのことがわかる今の時代が、ただただすごい!と思います。
こうした時代が現れたのは、関わる人たちが、知恵と情報を持ち寄ってくれたおかげです。
一方的に受け取り続けるのもひとつの生き方ですが、私は、ネットの世界の一部として、知恵と情報の持ち寄りパーティに参加する生き方を選びます。
みんなで力を合わせて、ネット上に上質な教育資源を作っている。
そう考えると、やっぱり心が躍っちゃう。
つくづく、根っからのプロジェクトワーカーなのだと思います。
音声配信では、「情報発信で教育資産を築く」というテーマで、思いや意図をさらに語っています。
私の体験を事例の一つとして聞くことで、ご自身の生き方を見つめなおすきっかけにしていただけると嬉しいです。
以下のプレイリストを再生すると、このテーマのお話を続けて聞くことができます。
よかったらおつきあいくださいませ。